目の前の世界が一変したのを感じているつぶあんです。
ついに!ついに!先日、我が子が産まれました!僕たち夫婦にとっての第一子。妻の出産に、僕は立ち合いました。人間が生まれるという神秘を目に焼き付けてきたので、その体験や気持ち、豆知識なども書いて行こうと思います。
今回はその①として、仕事中だった僕が妻の入った病院にたどり着くまでの<駆けつけ編>です。
スマホを握りしめる日々が終わる
その一報が入ったのは、平日のお昼過ぎでした。「その一報は電話で来る!」と思い込んでいた僕は、さっきから続いていた妻からのLINEで「今からお母さんと病院行くー。陣痛が10分置きになってきたから」といういつも通りのゆるい感じのメッセージが来たとき、「ふぇ!?」ってなりました。
「その一報は電話で来る!」と思っていた僕は、まさしく24時間体制でスマホを肌身離さず持っていました。夜はもちろん、最大音量にして。
しかし、その一報は電話で来ず、LINEのやり取りの延長線上でやってきたのです。
会社には「もういつ産まれてもいいそうです。連絡が来たら僕は一瞬で会社から消え去りますので。そこんとこよろしく」と言っておいたのですが、いざとなるとオタオタしました。直属の上司に「そのときが来ました。あとはよろしく」と伝え、机の片づけもそこそこに、車に飛び乗りました。
家に帰り、準備物をそろえる
僕は、事前に妻とも相談し、病院に来るとき持って行くものリストというものをスマホのメモ帳に用意していました。以下がそのメモの内容です。
・カメラ(一眼とコンデジと)
・軽食(2人用)
・飲み物(水やお茶、500のペットボトル2~3本)
・着替え(長引いてもいいように下着や楽な服装)
・スマホ充電器
・フェイスタオル多めに
・お泊り用の歯ブラシ
と、ここまでが数日も前に妻と話してメモしていたものです。
しかし、何の巡り合わせか、僕はこの日の前の夜に、いざ分娩に臨むときに用意しておくといいものというのをネットで調べていました。それをメモったのがこちら。
・テニスボール
・ペットボトルストローキャップ
・カイロ(貼らないタイプ)
・ビスケットやクラッカー
他にもいろいろ見つかりましたが、どうもあると良さそうなのはこの辺と判断してメモりました。
で、ポイントは「テニスボール」と「ペットボトルストローキャップ」です。
明らかに異色のテニスボール。これ、実は「いきみ逃し」に使うアイテムなんです。いきみ逃しとは、子宮口がある程度開いてくると、いきみたくなる感覚を抑えて乗り切ること。子宮口がまだ十分に開ききっていないタイミングでいきんでしまうと、子宮口が裂けてしまったりするらしく、このいきみ逃しが陣痛時のポイントなんだそうです。
このテニスボールをどう使うかと言うと・・・長くなってしまうので、次に書く<病室編>で実際にどう使ったも踏まえて詳しく書きますね。ここにも詳しく書いてあります。
出産にテニスボールが役立つの?分娩時に便利なアイテムを教えて!|こそだてハック
ペットボトルストローキャップは、やはり陣痛で取れる体制が限られてくるので、ストローがついているとペットボトル飲料が飲みやすいという理由で大事なアイテムなんです。
と、いうことで、これらを近くのホームセンターで買い足し、家に寄って準備物を旅行用バッグに詰め込み、僕は高速に飛び乗りました。
病室に着いたそのとき、妻は
仕事先から妻の実家の近くにある病院までは車で高速を使っても1時間はかかります。天気は雨でしたが、時間はお昼ということで明るかったので運転はしやすかったです。急ぐ気持ちを抑えて運転しますが、陣痛で苦しんでいる妻を想像するとやはり気持ちは焦ります。
妻は体は弱くありませんが、細身なので、お腹から赤ちゃんが出てくるなんて事態に耐えられるのだろうかと、実はずっと心配していました。赤ちゃんと2人、そろって元気じゃないとダメだからな…!と一人ぶつぶつと祈りながら、運転をしていたのを覚えています。
そして、病院に着きました。病室を確認し、駆けつけてドアを開くと…
「やあ」とあっけらかんとした顔で手を上げる妻がいました。そして、傍らにはお義母さん。普段通りの妻がいて、僕のイメージとまったく違い拍子抜けした反面、キリキリに張りつめていた緊張も抜けました。
しかし、陣痛は順調に間隔を短くして続いている様子。ここから病室での陣痛といきみ逃しの戦いが始まるのでした。
【本シリーズ記事の一覧】
・う、産まれたー!感動の立ち合い出産。そのリアル①<駆けつけ編>
・う、産まれたー!感動の立ち合い出産。そのリアル②<病室編>
・う、産まれたー!感動の立ち合い出産。そのリアル③<分娩室編>
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