ネコの恩返し ザ・リアル

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ネコの恩返し ザ・リアル

動物からの恩返し。それは古今東西の物語にも散見される、僕たち人間にとって親しみのある、ほっこり系のお話。

しかし、我がつぶあん家に起きた恩返しは、人間が想像で創り出した物語とは一味も二味も違う、とことんまでリアルなものだったのである。

スタジオつぶあん『ネコの恩返し ザ・リアル』ぜひお楽しみください。

ちくわで助けた子猫

ワタクシ、つぶあんは大の動物好き。

17年生きた愛犬だけでなく、幼きころにはカエル、カタツムリ、カナヘビ、カマキリなどなど、いろんなものをかわいがって飼育していました。今でもメダカとプラティーを飼っています。

そんな僕は今から2年ほど前、ちょうど家で一人で過ごしていた朝に、庭の隅にちょっこり座っている子猫を見つけた。

柔らかいグレーに白のマーブル模様のなんともかわいい子猫であった。

見ると本当にまだ小さい。開けた窓から見ていた僕と目が合うと、潤んだような瞳がIt’s so cute。

「ノラネコ=お腹が空いている存在」という短絡的な思考から、気づいたら僕は冷蔵庫を開けていた。

しかし、

「ハムやベーコンは高い。あとで妻に怒られるかもしらん」

「チーズは子ども用のがラス1。あとで確実に妻に怒られるだろう」

ということで、僕がチョイスしたのは“ちくわ”だった。

命名「ちくわちゃん」爆誕

ちくわを一口サイズにちぎって投げてやると、30秒ほど疑い深そうににおいをかいでからパクリと食べた。

どんどん投げるとどんどん食べる。なくなると、「ニャ~ン」とかわいい声で一鳴き。

しかし、キリがないので僕は「また今度来たらあげるよ」と返した。

ノラネコとの正しい距離感はいつでも適切に守られるべきである。

夕方、また来た。

いやいやいや、早っ。

早くても翌日とかそういう感じで僕は待ってたよ!?と心の中でツッコミを入れながらも、「猫が来たよ!」妻と息子を呼んでみた。

妻も息子も猫が大好き。ノラネコとは思えないキレイな毛並みとso cuteな瞳に家族全員ハートを撃ち抜かれました。

朝と同様にちくわをちぎってあげようとすると、今度はめっちゃ窓の近くに寄ってきました。ノラネコのアイデンティティーたる警戒心はどこへ行ったのか。でも、とにかくかわいくて3人でちくわをあげました。

僕たちが勝手にその猫につけた名前は「ちくわちゃん」。サザエさんに出演できそうな名前であった。

成長した「ちくわちゃん」の姿

ちくわちゃんはあの後、ほぼ毎日くらいの頻度で我が家にやってきて、ちくわのみならずチーズやハムの切れ端なんかを食べて行った。

しかし、時期が秋の終わりだったため、冬の到来とともに姿を見なくなってしまった。

元気にしているといいけど…。そんな話は冬の間、家族3人のなかでちょこちょこ出ていた。

つぶあん家は小さな住宅地のなかにある。

ちくわちゃんが往来していたころから2年ほど。最近になって、住宅地のなかで柔らかいグレーに白のマーブル模様の猫を見かけることがあった。

「あれはちくわちゃんじゃないか。元気にしてたんだ!」

そんなふうに妻と話していた。

ネコの恩返し ザ・リアル

それは初夏の日の朝。

先に出勤する妻が庭であるものを発見。

「ネコの吐いたものみたいなのが落ちてる…」と僕に教えてくれた妻。

「あ~、ホントだ。なんでだろ…」と庭の中央にまで目を向けてみると、そこにあったのは・・・

※リアル過ぎるのを考慮してとてもかわいいイラストで表現しています。
イラスト出典:ぴくらいく

ネズミさんの亡骸。しかも八つ裂き。あっちに頭、こっちに手…みたいな…

「うわッ」

マジで衝撃的なときって、声ってあんまり出ないんですね。

どうやって処理するか悩んだ結果、絶対に触りたくなかったので地面と芝生ごとスコップで切り出し、そのまま捨てました。

穴の空いた庭。ネコの恩返し。

ということでこんな感じになっちゃいました。

誰がこんなむごいことを…とつぶやきながらも、僕も妻も頭のなかで答えは出ていました。

猫だ。

実家でずっと猫を飼っていた妻は、こうしたリアルな猫の恩返しがあるのを知っていました。

「たぶんちくわちゃんだね。『君たちには獲れないだろうから、獲ってきてやったよ』的な意味だと思う」

ちくわ~~~!!

ネコの恩返し ザ・リアル リターンズ

それから2週間ほどの時間が過ぎました。

この間、ネコの形跡を感じることはなく、平和な日々が過ぎていました。

そんなある朝、出かけようとすると、

※リアル過ぎるのを考慮してとてもかわいいイラストで表現しています。
イラスト出典:ぴくらいく

うぇ~~~い!!!

こういうのをデジャブと言うのでしょう。2週間前とまったく同じ光景が庭に存在していました。

今から思うと、逆になぜ予想していなかったのだろう。自分の能天気さにあきれます。

モザイク加工しておいてほしい光景を、またスコップを使って地面ごと処理しました。

で、つぶあん家の庭はこんな残念な感じに…

穴ぼこだらけ…

爆心地の2ヶ所と、吐いたものが落ちていたところの計3ヶ所を、触りたくないしできるだけ衛生的に処理したいと考えた結果、大地ごと処理しました。

なんといっても、息子が庭で遊ぶのでね…。

秘密兵器「猫よけ超音波」

2回はアカン。もうアカン。

僕と妻はリアル過ぎるネコの恩返しをやめさせるべく、具体的な対応策を取る方法を探しはじめました。

ネットで検索すると、良さそうなものを発見。

それが「超音波でネコを追い払う」という装置でした。

猫よけ超音波 動物撃退器
Beyeah

類似品がたくさんありましたが、レビュー数がもっとも多いこちらに決定。

お値段も2,500円ほどと思ったより手軽。

ネコ避け超音波装置

ネコ避け超音波装置

届いたその日に組み立てて即設置。

しっかり追い払ってくれたまえ。期待している。…というか、マジでどうかお願いします。再リターン怖い。

ノラネコを不用意に可愛がるのは考えもの

装置を設置してまだ1週間ほどですが、装置を取り付けながら思ったこと。それは、

「本当にちくわちゃんの恩返しならば、僕は一体何をしてるんだろう」

ということ。

可愛い子猫に一目惚れしてちくわを与えて、喜ばせて、成長した恩返しにがんばって獲って来たお土産を気持ち悪がり、あげくこんなネコの嫌がる超音波を出す装置まで買って追い払おうとしている・・・

人間のエゴというものをこれでもかと言うほど感じ、一人反省しました。

ノラネコとの正しい距離感はいつでも適切に守られるべきである。

自分で書いたこの言葉の真意を、ちゃんと考えなきゃダメですね。

自分でまいた種、ならぬ“ちくわ”でした。

人間とネコ、互いに気持ちよく生活できる環境が作れたらいいんだけど。

コメント

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